2022.10.04 / 不動産お役立ち知識

共働き世帯が増える中、夫婦がそれぞれ住宅ローンを借りる「ペアローン」を利用する人が増えています。1人で借りるより借入額を増やせるなど利点がある一方、借入時の手数料、担保設定費用など、イニシャルコストが掛かるデメリットもあります。そして住宅ローンは長期にわたるため、出産による離職、また離婚時にもめやすいなどリスクもございます。

まずは、ペアローンとは何か?

一つの物件に対して、夫婦が同じ金融機関で1本ずつローンを借りるタイプの住宅ローンです。

相手の債務の連帯保証人になり、物件の所有権は資金負担割合と同じ持ち分割合で共有名義になります。

ペアローンの最大の特徴は、借入額を増やせることです。

通常、1人が主債務者(夫の場合が多い)、そして妻が収入合算者(連帯保証人)となり2人で1本のローンを借りる場合が多いです。この場合、収入合算者の年収を全額算入出来ない場合が多く、ペアローンと比較して借入額が伸びないことになります。

また、住宅ローン控除を2人分利用できるといったメリットもあります。

もちろんコインの表と裏で、前述した通り、借入額が増やせるイコールリスクもセットです。

借入額が返済可能額ではないことを理解し、借りすぎに注意して将来の世帯収支が変わることを考慮し、ムリなく住宅ローンの借り入れを検討するべきです。

ペアローンは、即ち自分の債務に加え相手の債務の返済責任も負うというローンということですので、ご自身の身の丈にあった住宅選び、そして住宅ローン選びをすることが何より重要と言えるでしょう。