2025.12.26 / 不動産お役立ち知識

今年も残りわずか。物価高で苦しんだ年の終わりに住宅に関して少しだけGoodニュースが。

2025年年度補正予算に伴い、全期間固定金利型住宅ローンのフラット35の融資限度額が、現行の8,000万円から1億2,000万円に引き上げられることが決まりました。

都内の新築マンションの平均価格は1億円を超えているというニュースも大々的に報じられました。高所得者でもそう簡単に新築マンションが買えない時代になったようです・・・。今回の改正は、物価や住宅価格の上昇、そしてこのところの金利の上昇傾向にも関係しているようです。

上記を含めフラット35の制度拡充のポイントは4つ。

① 融資限度額を8,000万円から1億2,000万円へ引き上げ

②フラット35の対象となる一戸建て住宅等における床面積要件を70㎡以上から50㎡以上に緩和

③ フラット35の借換融資における制度拡充

・ 金利引下げ制度の創設 これまで対象外としていたフラット35子育てプラスを、借換融資でも利用可能とする

例)若年夫婦または子供1人の家族・・・当初5年間▲0.25%                 

  子供2人の家族・・・当初5年間▲0.5%

・借入期間算出の基準となる年数を35年から40年に延長する。見直し後の借入期間の上限は35年とする。

④ 特定残価設定ローン保険の創設

・ 住宅価格の上昇に伴い住宅ローンが高額化・長期化する中でも、子育て世帯等 が月々の返済負担を軽減しつつ安心して返済可能な住宅ローン

・通常の住宅ローン(元利払い)とリバースモーゲージ型住宅ローン(利払い) を組み合わせた融資

・死亡時のほか、住宅の売却時にも残価部分を債務が残らないノンリコースとす ることで、売却や住み替えの円滑化を支援

以上

フラット35は今後も利用者が増えると予想されます。今回の制度改正は悪くないのですが、できればこんな項目も入れてくれたらよいのに、と思います。

◎通常のフラット35の借入期間を35年から「40年」を標準に!

現在も最長50年返済の出来るフラット50という商品はありますが、これは 「長期優良住宅の認定を受けた住宅を取得する場合に利用できる」ことになっており、そうそう利用できるものではありません。

それから、

◎完済年齢を85歳に!

人生100年時代、70歳を超えても働かないとやっていけない時代、と言われていますから、完済年齢を80歳から85歳くらいに伸ばしてほしいものです。借入期間が伸びたとしても、完済年齢が変わらないと住宅ローンを若いうちに組まないと恩恵が受けられませんから。

この85歳完済というのは現実的では無いかもしれませんが、住宅ローンを組みやすく(お金を借りやすく)という視点からちょっと言ってみました・・。

それにしてもフラット35の金利が2%前後とは・・・上がりましたね。それでも全期間固定にして安心したいという心理はよくわかります。今後の金利推移を見守るしかなさそうです。