2023.12.02 / 不動産お役立ち知識

新築マンション価格の上昇が続く中、中古マンションを選択肢に加える方が、当然のことながら多くなってきてます。新築より安価になることは魅力的ですが、立地条件はさることながら、築年数、管理状況等で価格が変化する要素が多いのが中古マンションの特徴です。

そこで、今回は「管理状況」に焦点を当てて、中古マンションを選択する際の注意点を改めてまとめてみます。

良く耳にするのが、マンションを買うことは「管理を買う」とも言われるくらい、管理状況は重要なファクターであると言えます。

では、まず何を確認するか?それはとてもシンプル、お部屋の内見の際に、「建物の外観、共用部分」がきれいかどうかを必ず確認することです。

きれいさで、マンションがきちんと管理されているかどうかが、大体判断がつきます。

同じような立地、築年数等、条件が近しい物件を比較した場合、管理が行き届いているマンションであれば、成約価格に大きな差が出ることも珍しくありません。

ただ、そうは言ってもその見返りとして、管理費、修繕積立金が高すぎる(70㎡・40,000円以上)となると、話は変わってきます。お金さえ払えば、管理会社が喜んで掃除してくれ、修繕計画もバッチリになりますから。※修繕積立金は、不足金を補うための計画修正がほとんどですが・・・

要は、外観、共用部分がきれいで且つ、管理費等が高すぎないマンションというのは、そこに住んでいるマンションの住人の方たちの意識の高さが反映されていることが多いです。

共用部分が汚れれば、自ら率先してゴミ拾いをする、若しくは、管理会社へ清掃指示依頼(定期清掃)をする。そして、管理費が高いと住人から意見があれば、他管理会社と競合させ、管理費の抑制を図っています。

修繕計画は定期的に見直す。物価、資材の値上がり等を鑑み、常に計画を是正し、細かい修正をすることにより、修繕積立金の上昇カーブを緩くするよう努めてます。

このように、自分が気に入ったマンションを内見する際に、必ず、外観、共用部分を注意深く観察しましょう。

そこにお買い得な中古マンションが潜んでいるかもしれません。