2019.06.23 / 暮らしお役立ち情報

「終活」する上で注目されている遺言書やエンディングノート。興味がある人も多いのでは?遺言書よりも手軽に始められる「エンディングノート」は質問形式で、もしもの時に家族が困らないように、葬儀や財産のこと、病気になった時のこと、大切な人への想いが伝えられる便利なノートです。本屋さんやネットでもたくさんの種類が販売されていますが、それでも実際に購入したという人はまだ少ないように思います。私どもの会社のある横浜市青葉区では、「わたしノート」と言って市販のエンディングノートをもっと簡単にわかりやすくした薄いノートを、青葉区民であれば無料でもらうことができます。(R1.6月現在)ダウンロードもできますので 他の地域の方も自由に使う事ができます。

https://www.city.yokohama.lg.jp/aoba/kurashi/fukushi_kaigo/koreisha_kaigo/torikumi/endingnote0117.html

青葉区版エンディングノート

これなら気軽に試してみる価値はありそうです。実際に私や私の周りの青葉区民は持っていますよ。難しく考えなくても、書けるところだけでも書いてみたらよいのです。「お葬式はしてほしくない」とか、「延命措置だけはしてくれるな」とか。立場や年齢によって、書き出す項目が違うでしょうね。

もしもの時の延命措置について

ちょっと参考になったのが、ペットについての項目です。

もしもの時のペットのこと

ペットも家族ですからね。大切なペットが、自分がもしもの時には困らないようにしておきたいものです。案外、こういうことの方がスラスラと書けるのかもしれません。

このノートの中には、記入する上での注意点なども書いてくれています。財産をどうするかなどの相続に関して法的効力を必要とする場合には、やはり「公正証書遺言」に残した方が賢明です。

自分の意思に基づいて生涯を終えたい人には、この「エンディングノート」はとても意味のあるものです。亡くなる前の生きている間をどうしたいかは、遺言書にその役割がないからです。(基本的に亡くなった後にしか遺言書は見ないため)

身構えず興味のあるところだけでも書いてみると書き慣れてくると思います。何度でも書き換えられますから気軽でいいですね。「あ、自分はこういう考えだったんだ」と再認識することもありそうですよ。